悪口を行ってくる奴の対処は相手の発言の裏を読むこと

人間関係


「賢く言い返す技術」という本を読んだ。

自分に悪口を言ってくる相手の対処方法について書かれた本だ。少なからず俺の周りにはそういうやつがいるので夢中になって読んでしまった。

嫌なことしてくるやつというのはいつくかのタイプに分けられるという。「裸の王様」「羨望」「置き換え」など全部で7個くらいある。全部説明すると長くなるので、この中で過去に俺に嫌なことをしてきたやつがいて羨望タイプに当てはまると思ったので、羨望について説明したい。

羨望タイプは相手のことを羨んでおり、どうにかして相手を下げたいと考えているのだという。だから嫌がることを言って不幸にしたい、それで自分より下げることで上に立ちたいと考えているのである。

このタイプが過去に職場の同僚にいた。ことある事に俺のことを下げるような発言をして嫌な思いをしたものだ。その後そいつは会社を辞めてしまったので何の対処もしないままいつの間にか解決していた、という感じだ。当時俺はなぜこいつが嫌なことをしてくるのかわからなかったが、今思うとおそらく俺のことが羨ましかったのだと思う。俺は楽天的な性格で結構先輩に好かれていたと自負している。一方同僚は人一倍生真面目だったので先輩も気さくに声をかけることができず気を使っているように思えた。先輩の俺と同僚に対する接し方の差が、そいつには羨ましく感じたのだろうと思う。思い返せばそれを感じる場面が他にもあり、先輩にこんなことしてもらっただの、先輩から飯に誘ってもらっただの逐一自慢してくることが多く本当に鬱陶しかったが、あれは俺よりも自分のほうが先輩に可愛がられているということを見せつけたかったのだと思う。

そいつが会社をやめてからもう10年経つが未だに当時を思い出すと腹が立つ。今そいつの心理を考えると、そいつの嫌がらせを上手く対処できたのかなと思う。ちなみに対処とは相手の悪口に対して、その発言の心理を単刀直入に言ってやると怯むのだそう。確かにそれは一理あると思った。

ちなみに3年ほど前に同期入社のメンバーで久しぶりに飲み会をやろうということになって辞めたそいつも来ることになったのだが、その時も俺に対して嫌味を言って来たのだ。なんとなくそいつは会社を辞めたことを後悔をしていて、まだ続けている俺が羨ましく思っているのだと感じた。

次にもし会うことがあればこの対処方法で撃退してやろうと思う。まぁ会いたくはないが。