WBCを観て得たもの

 WBCは日本が優勝という形で幕を閉じた。日本の主力選手を揃えた即席チームはメジャーリーガーのダルビッシュ選手がまとめ役に徹したことで、とても団結力のあるチームへと変わり一敗もすることもなく優勝することができた。

 短期決戦で負けられない戦いが続き、選手それぞれの背景や葛藤を垣間見ることができ私はとても有意義な過ごすことができた。

 なかでも大会を通して選手から学んだことは、日々努力した者はやはり成功する可能性が高いということだった。大会に参加している日本代表選手のバックグラウンドはテレビで放送されており、皆日ごろから人一倍努力をしているんだなという印象を受けた。大谷選手、ダルビッシュ選手は言わずもがななので、個人的にあまり知らなかった選手を紹介したい。巨人に所属する岡本選手を紹介しよう。彼はあまり人前で多くを語らない、どちらかというと内向きな性格である。そんな彼は練習の虫らしく試合が終わると必ず1~2時間バッティング練習をしてその日の反省をするのだそう。さすが日本を代表するホームランバッターになるのには理由があるのだと思った。これを会社員に置き換えた時、仕事終わった後、本日の業務を振り返るのにそれほど時間をかけてやるかと言われれば私はやっていないし、おそらくほとんどの人も同様だろう。これができる人との差なのだと実感した。

 彼の所為を知り自分もこうでありたいと思った。WBCは感動するとともに一流プレイヤーの側面を知る良い機会だったと思う。