ベーブ・ルースは野球は1流、私生活は3流


エンゼルスの大谷投手は今日も勝って13勝目を手にした。それに加えて7イニング投げたので規定投球回数クリアまであと14回とした。残り3試合登板するので1試合5回投げればクリアすることができる。同じ日本人としてはなんとかこれをクリアしてMLBに新しい偉大な記録を残してほしいと願うばかりだ。

 

さて大谷選手は2刀流という離れ業をここまで続けているが、こと記録において比較されるのがあのベーブルース選手だ。比較対象があの歴史上の人物なのだから如何に稀に見ることをやっているかがわかる。私も学生時代野球をやっていたのでベーブルースの名前くらいはわかる。もちろん2刀流をやっていたことも。ただどんな性格だったのかまではわからなかった。おそらく私と同じような人は多いのではないだろうか。そんな折、BS-NHKにて「THE BABE」というベーブルースの自伝的映画がやっていたので興味深くなって観ることにした。

 

この映画はベーブルースの野球選手としての偉大さと私生活を半々くらいでみせる構成になっていた。そして彼の性格を知り残念な気持ちになった。野球は1流かもしれないが私生活は3流の振る舞いだったのだ。

 

彼は幼少期から問題児だったので、親によって孤児院に預けられてしまう。そこで野球に出会い才能を見出されMLB選手になり成功者になるわけだが、私生活では最初に結婚したお嫁さんがとても可哀そうでならなかった。奥さんと赤ちゃんを置いて毎晩飲み歩き、はたまた不倫もしていたのだ。お嫁さんと長くは続かずその後離婚をして、まさかの不倫相手と再婚するというひどいものだった。野球においても練習は毎日遅刻をし、監督の指示に従わない、彼の振る舞いはまさに子供だったのだ。野球は数々の記録を残し偉大な選手だったのは間違いないが個人としては全く尊敬できない人物だった。

 

大谷選手の2刀流によって再びベーブルースという男にスポットライトが当たっているが、彼の私生活を知る機会に巡り合い残念な気持ちになった人は私だけではないはずだ。

 

最後に、映画に出演している最初の奥さん役がとても美人だったのでぜひ皆さんにも見てほしいと思います。